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2013/06/27

足の長さ一寸? 透き通るうまさ「済州ハンチ」




6月も末になり、済州島の港町や

海岸沿いでは潮風になびくイカ干し

よく見かける季節になりました。

ハンチ」の旬がやってきましたね。

ハンチは、イカの一種のようで

足の長さが1寸(=ハンチ)程しかなく

ハンチ」と呼ばれているそうです。

あだ名が短足というのはちょっとなぁ。

しかし済州では、他のイカとは一線を画す

プレミアムなイカとされ愛されています。

人気は、様々な薬味と氷水で一緒に食べる

水刺身」ですが、旬はやはり刺身のみで。

海岸沿いの店先にも「ハンチ」の看板が並び、

さっそく刺身のみでお願いします。

捌いてすぐに運ばれてきたハンチの見事な事。

きれいな透明色で、ツヤツヤと光り

足がまだ動いています。3杯もある。

箸にとるハンチは、透けてまさに羽衣のよう。

口に入れ噛むとそのやわらかな食感に驚き、

甘味が口いっぱいに広がります。

スルスルとした喉越しもたまりません。

この清々しさ、本当に透き通るような旨さです

食べて納得! 短足とあだ名されても

その味は、天にも昇るプレミアム級。

親しみがこもったこのあだ名「ハンチ」に

なんだか愛着を感じてしまいました。

9月頃までハンチは楽しめるそうです。