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2014/01/27

ソウルの雪降る日は、ひえた冷麺で冷を制す




今日は朝から雪降るソウル。


そんな最中、つまは
取材の為

江原道の麟蹄で開催されいる

ピンオ(ワカサギ)祭りへ

きっとピンオの天ぷら、刺身、

美味いんだろう。羨ましい。

うーむ、昼食は何にしよう。

そういえば以前、冷麺は冬に

食す物という話を聞いた事が。

寒い時に、冷たい物か。

熱いサムゲタンも夏の暑い

盛り食べる習慣があるし

確かめるべく向かったのは、

五壮洞にある咸興冷麺通り。

通りと言っても数件しかない。

韓国の冷麺を大きく分けると、

そば粉の麺を使った平壌式と

でんぷん質の麺を使う咸興式。

通りでも、サツマイモ100%

麺で有名な老舗に入ります。

ぽかぽかの店内。あたたかい。

こんな寒い日にも、多くの人が

ズルズルと冷麺をほおばってる。

メニューもシンプル。水冷麺、

混ぜ冷麺、エイ刺身冷麺。

咸興式といえばエイ刺身ですが、

少々苦手なので水冷麺を注文。

すぐにヤカンが運ばれてきます。

中には、熱い牛スープのユクス。

これが冷えた身体にうれしい。

冷麺がやってきました。

店員さんがハサミを取り出し

麺を食べやすく切りますか?

長い麺のままですするのが良い

と聞いていたので「大丈夫です」。

鉄の器に、丸くまとめられた麺、

上にのるのは胡瓜、大根キムチ、

薄くスライスされた牛肉、ゆで卵。

琥珀色の冷スープが張ってあります。

麺をすすると、コシが強い強い。

しっかりと冷水でしめられており、

喉越しが良くスープが絡みます。

牛でていねいにとられたスープも

あっさりさっぱりと良いお味。

さすがに冷えるが後引きます。

窓の外に目をやると、雪が一層

コンコンと降っています。

冷麺は寒い冬大根の水キムチに

麺を入れた事がはじまりだとか。

雪と冷麺もなんだか風情を感じる。

冷をもって冷を制す。

足取り軽く店を後にするのでした。

2014/01/20

飛び上がるような美味さ!韓国 冬の味「センテグタン」




夜の寒さがいっそう

身にしみる1月のソウル。

この時期に欲しくなるのは

やっぱりあたたかい鍋料理。

多彩な韓国の料理の中で、

冬が旬の真鱈を使った

センテグタン(タラ

まさに韓国冬の味の代表格。

ソウルでテグタンと言えば

専門店が集まる三角地ですが、

今夜は、釣り好き店主が営む

こだわりのお店が弘大ある

という事でそちらへ。

すでに店内は、冬の味を求め

多くの人達で賑わっています。

天井に沢山の釣り竿が飾られ、

壁には釣り人の写真が一杯。

店主が自ら釣ってきたタラも

料理に使うこだわりよう

期待が高まります。

鍋が、グツグツ音を立てて登場。

湯気の中、唐辛子の赤いスープに

プリプリの白身がのぞき、

緑鮮やかなネギが上にどっさり。

活きのいいタラが、今にも鍋から

跳ねて飛び出して来そうです。

食べ頃を店主にアドバイスされ、

早速いただきます。

タラのだしが存分に活かされ

臭みのない優しい辛味スープ、

豪快に厚切りの白身はふっくら、

甘味が口いっぱいに広がる。

プリプリの白子、濃厚な肝は

トロリといけます。

そして本当に暖まる。こんな

旨いテグタンは初めてです。

まさに、飛び上がるような美味さ。

ごちそうさまでした。

冬の味「センテグタン」に

腹も心もタラふくです。

2014/01/10

W字飛行?ソウル都心の島「パムソム」に渡り鳥がやってきた




寒さが本格化する年明けのソウル。

「毎年この時期になると、

 渡り鳥が飛来する小島がある」

果たしてこんな寒い都心に、

本当にやってくるのだろうか。。

国会議事堂があるヨイドの目の前、

漢江の真ん中にぽっかりと浮かぶ

小さな島「パムソム(栗島)」。

一度、開発の為に爆破されますが

時が流れて漢江の堆積物が集まり、

ふたたび蘇ったそうです。

現在は、保全地域にも指定され

様々な生物が生息する憩いの島。

午後3時。つまと島を二分する

ように架かる西江大橋の中腹へ。

一体どの方向からくるのかな?

目の良いつまが叫びます。

「いっぱい向かってくるよ!」

指差す方向を見ると、河幅

いっぱいに広がる一筋の無数の

点がこっちへ向かってきます

漢江の河幅は、800m位は

あるだろうから相当な長さ。

真上を通過する時にはW字。

二つの群れが合体したのか、

うわぁ凄いスケール感です。

そして、島の上空で散開し上陸。

あれ、群れからはぐれたのかな?

遅れた数羽が、必死に追飛

長い長い旅。一体どんな

旅路だったのだろうか。。

ロマンを感じてなりません。

シベリアやモンゴルなど

北方の極寒地域から、毎年

冬を越す為に何千キロかけて

渡ってくるそうです。

本当におつかれさまでした。

ゆっくり羽を伸ばしてくださいね。