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2013/05/24

中年男ソウルの中心 Nタワーで愛を叫ぶ?




平日の朝、最近日課となってきた

お昼のおむすびとコーヒーを持たせて

つまは仕事へと出かけて行きました。

そうだ。週末、そして夜は混雑する

ソウルタワーも、平日の午前は空いて

いるのでは と思いひとり向かいます。

これまでなかなか訪問機会がなかった

ソウルの ザ シンボル、ソウルタワー。

市内のどこからでも目印になってしまう

ソウル中心の南山頂上に空高く聳えます。

新緑の美しい南山の道を、タワーが徐々に

近づいてくるのを感じながら登ること20分。

高さ約236m、2005年にリニューアルし

名称も「Nソウルタワー」となりました。

頭のNは、南山と新しいのNだそうです。

360度ソウル市内がぐるり見渡せる光景は

気持ちがいい。ソウルが美しい山々に

囲まれているのが実によく分かります。

地元ソウルの人々からも愛されるタワーは、

恋人達の聖地でもある超デートスポット。

カップルが永遠の愛を誓い鍵をかける、

韓国ドラマでもおなじみの「愛の南京錠」。

平日の午前中だしカップルも少ないだろう。。

中年男ひとり、南京錠が掛かるテラスへ。

メッセージが書き込まれたすごい数の錠が

テラスの柵に掛かります。中には、錠ではなく

スマフォカバーやしゃもじ?なんかもあります。

メッセージは圧倒的に「サランヘ」愛してる!

カップルは少ないが、人目を気にせず抱擁し

もうポッポしてますね。。まだ午前中だぞぉー。

韓国の恋愛はストレートで本当に情熱的。

ラテン系? 日本人とはあきらかに違うようです。

ラブラブ振りに圧倒された私は、テラスを後にし

そして静かに心の中で永遠を誓い下山するのでした。

この誓いがつまに届く事を信じて。。

2013/05/15

子供もお年寄りもペロリ!韓国料理「トンカス」




週末のいい日和。ソウルの南山公園を散歩し、

ここは南山名物の「トンカス」を食すため、

トンカス通りへ。専門店が軒を連ね、どこも行列。

「トンカス」は日本のトンカツから来た名で、

韓国語には「ツ」に当たる発音がないため

「ス」におき変え「トンカス」となっています。

通りで名高いトンカス専門店の列に並ぶ事に。

回転がはやく店内へ。早速、トンカスをオーダー。

すぐにシチューのようなスープが運ばれてきます。

正体はコーンスープ。日本のイメージでみそ汁系

が付くのかと思っていたが、これは予想外。

そして、トンカスが。これは大きい。草鞋のよう。

厚みは薄くデミグラスのようなタレ

トンカスを覆うようにたっぷりかかっています。

ひとつのプレートに、ライス、サラダが乗り、

これはトンカツというよりカツレツ、洋食スタイル。

ナイフを入れるとサクッサクッいい音。

肉汁というより豚肉の旨味が詰まっている味わい。

サクッと食感がとてもよく軽い口当たりです。

なんか素朴で旨いビールとよく合います。

つまも食べ易いのかモクモクと食べています。

んっお隣、小さな子供も一人前ワンプレート!?

 食べられるのかなぁ。心配無用、口の回りに一杯

タレを付けながらご機嫌でパクパク食べています。。

つまの後方、お年寄もホント幸せそうにパクパク。

世代を越えて親しまれている、もう立派な国民食。

はじまりは西洋から肉を叩いて薄く伸ばし炒める

カトゥレット」が入ってきたようで、

当時はとても高価な西洋料理だったそうです。

その後、日本からトンカツが入り融合する事で、

一般に広がり、国民食となっていったんですね。

しかし最近日本のジューシー肉厚トンカツが人気。。

トンカス専門店でも肉を厚くする傾向があるそうです。

トンカスはやはりこのまま、この厚みと素朴さがいい。

自分が幼少時代に肉屋のお使いで食べたハムカツ。

分厚いロースハムより赤ハムが落ち着く思い出の味。

お隣の小さな子供にもきっとこの薄いトンカスが

忘れられない味になるのだと思います。

2013/05/07

鮨の達人が済州島の庭で魅せる




済州島 新羅ホテルの美しい庭で

ミシュラン星に輝く鮨の名店

達人が済州島の旬を握る。

異国の最高の舞台に達人を招く

なんとも贅沢なつまの企画イベント

私の役目は当日のビデオ撮影。

雲ひとつない青空、目の前に広がる海、

美しい芝生に白いパラソルが咲き、

松の木の下には暖簾がかかります。

そして、ホテルのシュフによる

済州郷土料理が庭を囲むように並ぶ。

白衣姿の達人がスタンバイ。

俳優かと思うようなキリとした顔立ち、

ガッチリとした立派な体型。

白衣と景観のコントラストが凛々しい。

舞台は整いました。日本からお客さんが

到着しガーデンパーティが始まります。

達人が魅せます。丁寧に仕込みされた

済州島のネタ、野外で乾かないよう

細やかな配慮がされています。

キリッとした表情でペースは常に一定、

やさしく包み込むように握られて行きます。

ホテルの韓国人シェフとも実に息が合っています。

お客さん「この握りはここでしか食べられない」

鳥のさえずり、波の音、異国で味わう至福の時に

笑い声が響き会場全体の音が心地よい。

終始つまは会場全体に目を配り

無事最高のイベントとなりました。

後日、達人とご一緒する機会がありました。

済州島の魚介は良いそうです。どこの魚介でも

旬を見極め時期が過ぎた物は潔く使わない。

そして仕込み等、基本的な技量が大切

全てはおいしく食べてもらう為に。

韓国料理が大好きとおっしゃる通り本当に詳しい。

そして本当においしくおいしく召し上がります。

初めて出会う料理や食材にも、もっとおいしく

食べられるのではと好奇心とアイデアで溢れています。

おいしい物を作る達人は、

おいしく食べる達人でもあるんですね。