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2014/03/31

マスク着用必須!ソウルに困った春のトリプルアタック




春が訪れケナリが咲き誇り、

桜の開花も待ち遠しいソウル。

寒さが柔らぎ気分も何処か上々。

韓国には杉がない為、日本で

散々悩まされて来た花粉症も

改善されスッキリ!と思いきや

やはりここにも困った存在が。

韓国で毎年恒例の春の使者、

ファンサ(黄砂)に加え

近年問題になっている大気汚染

PM10PM2.5の存在

PM10の韓国名は「ミセモンジ」、

PM2.5の方を「超ミセモンジ」。

モンジほこり可愛らしい

呼び名ですが、有害物質をまとい

春の気温上昇で大量に発生し

飛来する厄介なほこりです。

我々が朝起きてまず確認するのが、

今日のモンジの量はどう?」。

ソウル市から毎日モンジ濃度予報が

エリア別に発表されていますが、

相手は見えない存在。空を見ると

明らかにスモッグに覆われている日は

外出を控えるよう心がけます。

そして、外出の際はマスク着用必須!

ところが、多い日は国から注意を

促しているのにも関わらず外で

マスクをしている人を見かけません。

逆の反応で驚いたのが、対策の為に

つまが帽子にマスク姿で外出すると

どこを整形したの?」と会う人に

声をかけられるそうです。。

マスクに対するイメージにも、

文化が影響していると痛感します。

とは言え、できる予防対策は大切。

つまが、帰国して箱買いしてくる

マスクの意味がやっと理解できた私。

桜の開花も近づき、楽しみな韓国。

春に訪韓される方、マスクお忘れなく。

2014/03/18

実直な若主人の光るセンス☆ 内緒にしたい済州の海鮮小料理店




済州島の南、西帰浦にある

海岸沿いの村「ポッパン

村のバス通り沿いに、

ひときわ鮮やかな青の看板

白い魚のシルエット。

外観からセンスの良さを感じる

「FISH MARKET」があります。

韓国の海の都、麗水出身の

若きご主人と奥様ふたりが営む

テーブル5つの海鮮小料理店。

白い壁と北欧風の家具で、

お洒落にまとめた小粋な店内。

壁に埋め込まれた水槽には、

キラキラ魚達が泳いでいます。

笑顔で迎えてくれるご主人

メニューは刺身、天ぷら、お鍋、

など数は少ないですが、一品一品

ご主人の実直さが伝わる物ばかり

本日は、オススメの刺身から。

網で水槽から鯛をすくい上げ

しばらく後、照れくさそうに

ご主人が盛りを運んできました。

うず高く盛られた海草の小山に

それぞれエゴマの葉が敷かれ、

お刺身が丁寧に置かれています。

センスが光る盛りつけ

厚めに切ってもらった刺身は

重くなくなんと清々しい食感

続いて、ご主人自慢の天ぷら。

海老、青唐辛子、高麗人参など

多彩な種がカラリと揚がり、

素材の味が活きた繊細な一品。

最後は、初めて訪れた時から

魅せられてしまった海鮮鍋。

自分の中で「黄金のスープ

と呼ぶ極上の海鮮スープ。

丁寧に取られた海鮮ダシ、

そしておろしニンニクが

仕上げに入るのも新鮮です。

この洗練されたスープ、

他ではなかなか味わえない。

今宵もごちそうさまでした。

っとすっかり魅力を語って

来てしまいましたが、

できれば内緒にしたい。。

ここだけのお話という事で、シー。

2014/03/13

済州島の丘が火の海に 伝統の野焼き祭り




鮮やかな菜の花が咲き始め、

春が到来した3月の済州島。


この月には、毎年恒例の


「野焼き祭り」が行われます。


昔から、牧草の害虫駆除と

厄払いの為に冬から春にかけ

行われていた野焼きの風習を、

今に伝えるお祭りです。

3日間開催され、最終日に

済州島の丘「オルム」の広大な

野に火が放たれます。

肌寒い最終日の夜、会場の

セビョンオルムへ向かいます。

すでに多くの人達が集まり、

民族衣装をまとった楽団が

賑やかに会場を盛り上げます。

オルム前のステージでは、

歌や火を使ったショーなどが

繰り広げられ胸が高まります。

いよいよ点火時刻が迫り、

せっかくなのでタイマツを

野に直接放つ事にしました。

つまが、軍手に竹製の

タイマツを持ち火は人から

人へ受け渡されて行きます。

そして、一筋の火の列となり

ゆっくり丘の前へ向かいます。

見事な花火が一斉に打ち上がり

さあーいよいよ点火の時。

次々とタイマツが放たれて、

火薬が爆発するような大きな

音と共に火が回り始めました。

つまも、遅れまいと火を放ち

一目散に逃げてきます。

うおぉ。あっという間に丘は

火の海。歓声、悲鳴?もあり

会場は凄い状況。

ステージでは、パンソリが響き

多くの人が輪を作り踊っています。

ワインを片手に上機嫌な人もいて、

これこそまさにお祭り。厄払い。

どこからか馬の鳴き声も聞こえる。

これで今年も、おいしい牧草が

たくさん食べられるはず。