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2014/11/29

心穏やかに。神が宿るソウルのパワースポット世界遺産「宗廟」




現在ソウルには、昌徳 宮、宗廟、宣陵、

と3つの世界遺産があります。

世界遺産がある街で暮らしている。

あまり実感はありませんが、やはり贅沢。

毎月最終水曜日は「文化の日」とされ、

ソウル市内の文化施設が解放されています。

師走も近づき、慌ただしい今日この頃。

たまには、息抜きそしてパワーチャージを。

つかの間、つまを連れ散歩に向かったのは、

3つの中でも特に好みの「宗廟」へ。

以前から、宗廟が持つ神聖で荘厳な気を

感じたい時に訪れるパワースポットです。

宗廟は、朝鮮王朝歴代の王と王妃を祀る霊廟。

王族の魂が神となり宗廟に宿っています。

正門の外大門をくぐると、

気が変わる独特な感覚を受けます。

そのまま、三道と呼ばれる段差のある

石道を歩いて行きます。三道の真ん中

一番高い道は、王と王妃の魂が通る

神道」とされ歩くことはできません。

まだ紅葉が美しい境内をゆっくり進み、

宗廟の象徴「正殿」へと向かいます。

正殿の入口、南門に吸い込まれるように

へと入って行きます。

東西に伸びる横長の全長101メートル。

単一の木造建築としては世界最大規模。

最初は5間の神室でしたが、歴代を重ね

現在19間となり横長となったようです。

正殿の前には、「月台」と呼ばれる

広大な石台があり中央には、

黒石で造られた「神道」があります。

まず全景の佇まいに圧倒されますが、

建物の装飾が実に簡素なのもいいです。

色も赤と青のみが使われ、

最高の格式こそ謙遜な姿勢という思想の元、

全て意図的に設計されています。

国鳥のカチの鳴き声だけが響く中、

心穏やかに正殿の前に立っていると

不思議と気が集まってくるような思いに。

まさにここはパワースポットです。

身近に世界遺産、すっかりパワーチャージ

できました。さあ、今年もあと1カ月だ



動画でもパワーチャージ? ぜひCHECKしてみてください。


2014/11/17

立冬、立ち上る湯気に誘われて。南大門市場の名物マンドゥ




立冬を迎え、気温がぐっと下がり

いよいよ寒さが厳しくなってきたソウル。

しかしここ南大門市場は

相変わらず熱気と活気で溢れています。

ありとあらゆる物が店頭に並び、

多くの人が行き交い、賑やかな声が飛び交う。

このガヤガヤとした市場独特の雰囲気は、

冬の寒さふと忘れさせてくれます。

そんな中市場を歩いていると、モクモクと

一際湯気が立ち上っているお店が。

寒い時の湯気ほど魅かれる物はありません。

向かってみると、店頭に行列ができています。

南大門市場の名物マンドゥ(肉まん)店、

カメゴルイェンナルソンワンマンドゥ」。

蒸し上がりホカホカのマンドゥを求め、

いつも行列になっているお店です。

私は点心類が大好物。早速並んでしまう。

マンドゥはプレーンとスパイシーの2種類。

5個で3000ウォンとリーズナブル。

数を伝えると店頭のアジュマ

素早く袋または箱に詰めてくれます。

我慢できずに早速袋から取り出し、

まずはプレーンの方からほうばります。

ハフハフッ小ぶりですが、具がたっぷり。

餡の味はやさしく、もちもちな厚皮も

とってもいい具合で美味しいです。

つまは、ピリ辛のスパイシーが好みの様子。

ひとつがそこまで重くないので、

後を引くのもこのマンドゥの魅力です。

程よくお腹が満たされ、身体ぽかぽか。

これから一層寒さが厳しくなるソウル。

屋台に立ち上る湯気に誘われれば、

ちょっぴりお腹と心が癒されるはずです。

2014/11/11

今日は何の日?韓国の不思議な記念日ペペロデー




ソウルの街を歩いていると、

色々なお店の店頭で一際目立つ

あるお菓子の特設ブースが

韓国で11月11日はペペロデー

ペペロは日本のポッキーに似た

ロッテのお菓子で、その形と

1のぞろ目の今日をかけたという

なんとも不思議な記念日です。

この日、カップルや家族など

親しい間でペペロを贈り合う、

バレンタインデーのペペロ版と

言ったところでしょうか。

しかし、1つの商品で記念日を

作るとは。。ロッテの戦略は凄い。

記念日というだけあって、

男女年齢関係なく浸透しており

国民性も強い。


お孫さんはままた旦那様へ贈るのか、

おばあちゃんが特設ブースの前で

悩んでいる姿はなんとも微笑ましい。

形はどうであれ、

親しい人やお世話になっている方へ

贈り物ができるきっかけ」が

あるのは幸せな事なのかもしれない

私もつまにペペロを贈るとしよう。