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2014/11/17

立冬、立ち上る湯気に誘われて。南大門市場の名物マンドゥ




立冬を迎え、気温がぐっと下がり

いよいよ寒さが厳しくなってきたソウル。

しかしここ南大門市場は

相変わらず熱気と活気で溢れています。

ありとあらゆる物が店頭に並び、

多くの人が行き交い、賑やかな声が飛び交う。

このガヤガヤとした市場独特の雰囲気は、

冬の寒さふと忘れさせてくれます。

そんな中市場を歩いていると、モクモクと

一際湯気が立ち上っているお店が。

寒い時の湯気ほど魅かれる物はありません。

向かってみると、店頭に行列ができています。

南大門市場の名物マンドゥ(肉まん)店、

カメゴルイェンナルソンワンマンドゥ」。

蒸し上がりホカホカのマンドゥを求め、

いつも行列になっているお店です。

私は点心類が大好物。早速並んでしまう。

マンドゥはプレーンとスパイシーの2種類。

5個で3000ウォンとリーズナブル。

数を伝えると店頭のアジュマ

素早く袋または箱に詰めてくれます。

我慢できずに早速袋から取り出し、

まずはプレーンの方からほうばります。

ハフハフッ小ぶりですが、具がたっぷり。

餡の味はやさしく、もちもちな厚皮も

とってもいい具合で美味しいです。

つまは、ピリ辛のスパイシーが好みの様子。

ひとつがそこまで重くないので、

後を引くのもこのマンドゥの魅力です。

程よくお腹が満たされ、身体ぽかぽか。

これから一層寒さが厳しくなるソウル。

屋台に立ち上る湯気に誘われれば、

ちょっぴりお腹と心が癒されるはずです。