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2013/05/15

子供もお年寄りもペロリ!韓国料理「トンカス」




週末のいい日和。ソウルの南山公園を散歩し、

ここは南山名物の「トンカス」を食すため、

トンカス通りへ。専門店が軒を連ね、どこも行列。

「トンカス」は日本のトンカツから来た名で、

韓国語には「ツ」に当たる発音がないため

「ス」におき変え「トンカス」となっています。

通りで名高いトンカス専門店の列に並ぶ事に。

回転がはやく店内へ。早速、トンカスをオーダー。

すぐにシチューのようなスープが運ばれてきます。

正体はコーンスープ。日本のイメージでみそ汁系

が付くのかと思っていたが、これは予想外。

そして、トンカスが。これは大きい。草鞋のよう。

厚みは薄くデミグラスのようなタレ

トンカスを覆うようにたっぷりかかっています。

ひとつのプレートに、ライス、サラダが乗り、

これはトンカツというよりカツレツ、洋食スタイル。

ナイフを入れるとサクッサクッいい音。

肉汁というより豚肉の旨味が詰まっている味わい。

サクッと食感がとてもよく軽い口当たりです。

なんか素朴で旨いビールとよく合います。

つまも食べ易いのかモクモクと食べています。

んっお隣、小さな子供も一人前ワンプレート!?

 食べられるのかなぁ。心配無用、口の回りに一杯

タレを付けながらご機嫌でパクパク食べています。。

つまの後方、お年寄もホント幸せそうにパクパク。

世代を越えて親しまれている、もう立派な国民食。

はじまりは西洋から肉を叩いて薄く伸ばし炒める

カトゥレット」が入ってきたようで、

当時はとても高価な西洋料理だったそうです。

その後、日本からトンカツが入り融合する事で、

一般に広がり、国民食となっていったんですね。

しかし最近日本のジューシー肉厚トンカツが人気。。

トンカス専門店でも肉を厚くする傾向があるそうです。

トンカスはやはりこのまま、この厚みと素朴さがいい。

自分が幼少時代に肉屋のお使いで食べたハムカツ。

分厚いロースハムより赤ハムが落ち着く思い出の味。

お隣の小さな子供にもきっとこの薄いトンカスが

忘れられない味になるのだと思います。