8月も半ば、盛夏を迎えたソウル。
青空に白い雲がモクモクと広がり、
もうギラギラと日が射す朝。
水原へ出張のつまをソウル駅で
見送り、散歩がてら南山の麓にある
野外植物園に向かう事にしました。
南山の下道をぐるっと回る事30分、
麓に広がる植物園が見えてきました。
綺麗に手入れされた数多くの植物、
野生の植物も見られ、人も少なく
なかなかの穴場で憩いの空間。
この夏の時期、植物園の入り口から
散歩道の両脇にはムクゲの花が一杯。
ピンク、白の愛らしい花が、元気よく
夏の青空に向かって咲き誇っています。
ムクゲは韓国の国花。花を開いては
しぼんで、また開いてはしぼんで、
次々と新しい花をつけるそうです。
花の傍らには常につぼみが控えます。
その力強さから、韓国では「無窮」、
永遠の花として人々に愛されています。
歴史上、悲しい過去を持つ「無窮花」。
その凛とした佇まいを目の前にすると、
胸が締めつけられるような思いです。
盛夏は、まだまだ続く。。