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2013/04/15

村 伝説の仮面劇 人間国宝が舞う




ソウルから南へバスで3時間。

世界遺産に登録された安東の河回村へ

つまがオリジナルで企画したイベントで、

村の文化財の御堂を舞台に

伝説の仮面劇を堪能させてくれます。

自分の任務はイベントの模様を録画。

河回村には忘れてしまった風景が残ります。

河にぐるっと囲まれた長閑な田園が広がり、

家屋はかわぶき屋根に土壁が続き、

スズメのさえずりが聞こえる素朴な村。

貸切った御堂は、凛とした最高の舞台。

この仮面劇は重要文化財で豊饒などを願い

神を楽しませ、庶民皆が楽しむお芝居だそうです。

上流階級を滑稽にしながら。。

一度途絶えてしまいますが、安東の若者を中心に

保存会を作り見事に復活し伝承されています。

さぁ仮面劇イベントが始まります。

早速、仮面劇保存会長の人間国宝が登場。

階級の差が分かり易い個性的な仮面を

ひとつひとつかぶりそれぞれの舞いを披露。

 今回は3種の面。両班面、遊女面、下僕面、

どれも国宝に指定されている貴重な物。

あごの部分が分離され、喜怒哀楽が表現しやい作りに。

孤高の人間国宝による舞いは実に優美。素晴らしい

ゆるやかにそして喜怒哀楽が直に伝わってくる。

国宝いわく「仮面は脱いで笑顔になる為にかぶる物」。

つまが招き入れ、自分で色付けした面をつけた

お客さんと国宝が一緒に円を作り踊っていく。

みんな本当に楽しそう。これが仮面劇の本当のかたち。

面を外したらみんな、やっぱりいい笑顔だ。