ソウルから南へバスで3時間。
世界遺産に登録された安東の河回村へ。
つまがオリジナルで企画したイベントで、
伝説の仮面劇を堪能させてくれます。
自分の任務はイベントの模様を録画。
河回村には忘れてしまった風景が残ります。
家屋はかわぶき屋根に土壁が続き、
スズメのさえずりが聞こえる素朴な村。
貸切った御堂は、凛とした最高の舞台。
この仮面劇は重要文化財で、豊饒などを願い
神を楽しませ、庶民皆が楽しむお芝居だそうです。
上流階級を滑稽にしながら。。
一度途絶えてしまいますが、安東の若者を中心に
保存会を作り見事に復活し伝承されています。
さぁ仮面劇イベントが始まります。
早速、仮面劇保存会長の人間国宝が登場。
階級の差が分かり易い個性的な仮面を
ひとつひとつかぶりそれぞれの舞いを披露。
今回は3種の面。両班面、遊女面、下僕面、
どれも国宝に指定されている貴重な物。
あごの部分が分離され、喜怒哀楽が表現しやい作りに。
孤高の人間国宝による舞いは実に優美。素晴らしい。
ゆるやかにそして喜怒哀楽が直に伝わってくる。
国宝いわく「仮面は脱いで笑顔になる為にかぶる物」。
つまが招き入れ、自分で色付けした面をつけた
お客さんと国宝が一緒に円を作り踊っていく。
みんな本当に楽しそう。これが仮面劇の本当のかたち。
面を外したらみんな、やっぱりいい笑顔だ。