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2014/12/16

あの第22代王イ・サンも食した? 憧れの水原ご当地グルメ「王カルビ」




ソウルを囲むように広がる京畿道。

その中心になっているのが水原です。

水の原と書き、スウォンと読む

地名の響きがなんとも好みです。

ソウルからバスで1時間、

街に入ると独特の雰囲気があるのは

やはり世界遺産水原華城の存在。

朝鮮王朝時代にドラマでお馴染みの

イ・ サンこと第22代王の正祖が築城。

城郭が水原を囲むように建設され、

城というより高度な計画都市です。

そのため、水原華城は現在でも

水原の生活と共にあり息づいています。

生活感のある世界遺産、この感覚を

以前イタリアのローマを訪れた時にも

感じたことがありました。

かつて、水原には大きな牛市場があり

以前から牛の有名処でもありました。

そして生まれたご当地グルメが、

「水原王(ワン)カルビ」です。

一度、本場で本物を食してみたい。

想いを募らせてやって来たのは、

水原で人気のカルビ専門店「佳甫亭」。

扱うお肉の質はもちろん、調理、

サービスにもこだわる有名店です。

一般のカルビの濃厚な味付けに対し、

水原ではカルビ本来の旨味を引き出すよう

シンプルに味付けされているのが特徴。

お店では、外国産も扱っていますが

多少高価でも迷わず韓牛カルビを注文。

骨付きの大きなカルビが登場しました。

「王」カルビの由来はその大きさですが、

あのイ・サン()が食したからも

来ているそうでスケールを感じます。

カルビの旨味が口いっぱいに広がり、

至福のひと時。骨に付いた美味しい

お肉も残さずにいただきました。

王カルビを食して気分は王?には

なりませんが、その味わいに感服です。

〆にはもうひとつのご当地グルメ、

水冷麺もお忘れなく。