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2014/07/25

ソウルの名店に涼を求めて。夏の風物詩「コングクス」




7月も末となり、梅雨のソウル。

ザッと雨が降ったかと思うと、

ギラギラと太陽が顔を出します。

この蒸し暑さには、やっぱり

ひんやりした物が食べたくなる。

日本では、もう冷やし中華が

メニューを飾る頃でしょうか。

韓国で夏季限定で登場するのが、

豆乳の冷製スープの麺料理

「コングクス」です。

そのコングクス専門でソウルでも

屈指の名店「晋州会館」へ

涼を求めてやってきました。

やはりこの時期になると店内は

多くの人達で賑わっています。

名店のコングクスは実にシンプル。

潔く具は何もありません。

真っ白で濃厚な冷製豆乳スープに、

豆粉やピーナッツを練り込んだ

コシの強い太麺が入っているだけ。

他のお店では氷が入っていますが、

ここは氷がなく器が冷えています。

スープが薄まる心配がありません。

そして、一緒に付いてくる

瑞々しいキムチがまた美味しい。

濃厚なスープを一口、麺をすすり、

キムチを。スルスル入ってしまう。

栄養もあるし、夏バテにはぴったり。

これは今年の夏もお世話になりそう。

お店を出ると、人が相変わらず

次々とお店に吸い込まれて行きます。

涼を求めて。まさに韓国夏の風物詩。